参加費について

参加費について

訪問して頂きありがとうございます。

東三国 こどもカフェ たこばななです。

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参加費のご案内です。

〇こども(高校生の年齢まで)無料

〇大人は任意の参加費です。

尚、こどもの参加費としてお持ちいただく分にはお受けいたします。

 

こどもの場合は貧困について自己責任を問われにくく、
近年はこども食堂が増えつつあり、
その活動がメディアなどを通して注目されやすくなりましたが、

大人に関しては
「自己責任なので参加すべきでない」また
「適正な参加費を決めて払うべきでないか」
といった疑問が上がってくるのではないでしょうか。

そして、その反対になぜ大人も無料にしないのだろうという疑問もでてくるのではないかと思います。

ここでは、なぜ大人の参加費を任意にしたか、以下の3つの理由をご説明したいと思います。

1、貧困の連鎖
2、シングルマザーの管理者自身の経験
3、共依存

1、貧困の原因として世代連鎖が関係しているという見方

こどもの貧困は、親の貧困が深く関係してくる場合があり、
そのため全体的な底上げによる対策が必要です。

貧困問題に取り組んでいる人たちの間でも、
「子どもの貧困」対策を「貧困問題全体の牽引車」
にしていこうとする考えもあるそうです。

まずは子どもの困りごとにフォーカスし、だんだんと大人の問題にも達していく。
こども食堂という形を通して、その役割を果たすことができるのではないでしょうか。

<http://blogos.com/article/201211/亀松太郎Yahoo!ニュース個人「『年間アワード』を受賞した湯浅誠さんのスピーチが素晴らしかった」>より

※子どもの貧困はすべて親の貧困が関係してくるのか

もちろん、すべてが直結しているわけではありません。

数年前ですが、土日に両親ともゴルフに出かけ(つまり裕福)、
鍵もお金も持たされず、夕方まで放置されていた近所の子が家に
遊びに来たことがありました。

その子以外にも、平日は給食のみ。
夕食がときどき用意されていない。
土日に親が外出して食事もお金も用意されていない。

といった、貧困とは異なる問題を抱えている子もいました。

しかし、そういった環境の子どもに月1や週1などの食事を提供したところで根本的な解決には至りません。
いずれにしても、大人をなんとかするのが一番早いのではと考えます。

こども食堂を通して、こうした環境の方たちをキャッチする役割も果たせるのではないでしょうか。

また、様々な人たちが参加することによって、
より参加しやすくなるのではないかとも思います。

 

2、管理者自身の経験

私の経験に基づいた内容で恐縮ですが、
お金がなかった頃のことをお話しします。

いまから16年ほど前のことですが、
シングルマザーとなった年、まず保育園に空きがなく入ることができませんでした。

思ったことは「あぁ、ちょっと考えが甘かったんやな」だけです。

それでも生活費を稼ぐことが必要なので、保育所がある職場を検討しはじめます。

保育所が併設されていたり民間の保育園にはいるとなると
夜のお仕事を選択される方も多いのですが、

どうしても、子どもにさみしい思いをさせたくなくて
「夜は一緒に過ごしてあげたい」
「明るいうちに子どもを迎えにいってやりたい」という気持ちが強く、
夕方16時台までの仕事にこだわりました。

※その頃は今のような時短勤務の制度はまだありませんでした。

そのため選択肢が絞られましたが、某乳酸菌飲料の販売をしてまわる「〇〇おばさん」になることにしました。

新規開拓などもがんばりましたが、完全歩合制で制服や自転車などの設備費、保育所代などが引かれて
月の手取りは約「8万円」です。

そこから食費にどれくらい使えるかというと、

<家計の大まかな内訳>
——————
手取り:約8万円
諸々の支払い:約6万円(家賃や光熱費、雑費、保険、貯蓄、交際費等)
食費:多くて約2万円(切羽詰まっているときは1万円台)

一日の食費:お米を買うと、残り300~500円程度
———————-

もし、こども食堂の大人の参加費が1回300円だったとします。

1食のみの食事代に300円かけるとなると、「だったら自炊しよう」
もしくは「もう少し貯めてもっといいものを食べに行きたいな」と
めったに行くことはなかったのではないかと思われます。

つまり、1食に数百円が払えない本当に支援が必要かもしれない人が来られないのは本末転倒です。

これくらいなら払えるかなと納得できる参加費であれば、参加しやすくなるのではないでしょうか。

3、大人は無料ではない理由「共依存」

無償で何かを提供され続けると、どうしても受け身になりがちです。

子どものうちは成長するにあたり、他者から無償の愛情を受け取る経験が必要ですが、

大人になっても満たされず続いた場合、以下のように自分では気がつかないうちに他者主体で生きることが当然になってしまうそうです。

[困る→助けてもらえる→ 誰かに頼らないと生きていけない]
→[支える → 助けてやらなければいけない]

これがループすることになり、経済的・精神的にいつまでも自立(自律も含め)が難しくなります。
そして、双方の精神面にもいい影響が起こりにくくなります。

まず大人が自立することで、子どもを支えることができるのではないでしょうか。

*ごはんと温かい居場所が、みんなを元気にしてくれる。*

そうして様々な人たちがつながり、助け合うために、
「こども食堂」という形で居場所を提供できればうれしいです。

開催日などの詳細が決まり次第、追ってブログにて報告いたします。
より多くの方にこのことを知っていただき、参加とご支援をいただけることを願っています。



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